第1507回
中国株は運命の大きく分れる所にいます

相場を見ると
いつもイライラさせられるのが株です。
たまに買った株が上がりはじめると、
拍手喝采したくなりますが、
そんなに長くは続きません。
ピタリととまると、
あとは梃子でも動かなくなってしまいます。

ほかの株が上がっているのに、
自分の買った株に限って
全く上がらないのを見ると、
もっと疑心暗鬼になります。
自分だけ間違えたのかと不安になります。
新聞などに載っていた不安材料が
改めて眞実味を帯びてきます。
でもこれはあなただけが感じていることではありません。
株をやっている人は
みな同じような目にあわされているのです。

ですから「株は精神修養だ」と私は言っているのです。
「株の儲けは智恵が10%で、あとはすべて辛抱料です」
というのも、
そうした心境に耐えてみないとわからないことです。
たとえば、自分たちの知らないB株だとかH株を買って
心細い思いをすると、
その辛さが身に沁みます。

中国株の値上がりが続いている時は
しばらくはそういう気持を忘れています。
でも昨今のように、
香港のハンセン指数も上がらなければ、
H株もレッドチップも下向きになると、
「中国経済、本当に大丈夫だろうか」と不安になります。
大切なのはむしろそう言う時です。
ウォーレン・バァフェットは
「株が上り調子の時、自分は何もすることがない。
 でも暴落したら途端に忙しくなる」
と言っています。
株価の位置が大きく変わった時は、
それが正しいかどうかを見直す時だからです。

私もここのところ、
毎日のように相場を見ています。
高率配当をしている会社の株は
天井を極めるような上がり方をしています。
上海振華港口機械や深赤湾港航の株は
とても高くなりましたが、
ここで一部処分すべきか、
それとも持続すべてか考えるところです。
反対に中国外運や中海発展や民航信息網路の株は
業種が思うほど伸びなかったので、
株価が下がっています。
これは買い増すべきか、このままガマンすべきか。
決心一つで次の1年が大きく変わるのです。


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