第1241回
お金があればそれだけ視野が拡がります
自分の一生の仕事を
見つけたいと思って探がしている人と、
既に自分の仕事があるけれど
お金の余裕がいくらかあって、
適当な投資先を探がしている人とを
ごっちゃにするわけには行きません。
自分の生まれた家に家業があって、
オヤジのやっている事業をムスコが継ぐのなら、
自分のやる事業を見つける必要はありませんが、
いまは時代の変わり目にありますから、
家業もだんだん駄目になっています。
それでもまだ継ぐだけの値打ちがあったとしても、
子供のうち誰か1人が継げば間に合ってしまいますから、
家を継がないムスコは就職してサラリーマンになるか、
でなければ自分がやれる仕事を見つける必要があります。
それだって最初からすぐ見つかるというわけではありません。
また少々お金の余裕のある人は
既に自分の事業があるか、
職業のある人ですから、
血眼になって探がさなくとも、
そういう目で見ているうちに
これはという投資先にめぐりあうことができます。
しかし、そのためにはできるだけ
そういうチャンスに出会うように
自分を仕向ける必要があります。
私が自分でも絶えず旅行をし、
知らない人と一緒になるのも、
また人をそういう旅行に誘ったりするのも、
そうした方が役に立つと思っているからです。
当然のことながらお金もかかってしまいますが、
お金を使っただけの収穫が必らずあるものなのです。
でもサラリーを稼ぐのがやっとの人に、
高いお金を払ってあれにするか、
それともこれにするかと選択する
贅沢な旅行をすることはすすめられません。
結果としてお金の払えない人はその分だけ
選択のチャンスも狭ってしまいますが、
やむを得ないことなんでしょうね。
お金がある人がそんなに偉いとは私も思いませんが、
100万円持っている人は100万でできる仕事しか考えられませんが、
1億円持っている人は1億円でやれる発想をすることができます。
早く大きなことを考えることのできる立場になって
早く大きなことを実行できるようになって下さい。
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