第677回
失業したら思い切った生活改善策を

みんな仕事を探しています。
仕事を探す動機が人によって違うので、
どんなことに重きをおくかは人によって違います。

リストラの対象になって失業し、
生活のために職を探している人は
先ず職が見つかるかどうかが第一でしょう。
次にサラリーがいくらもらえるかが問題でしょう。
特殊の技能を持った人は、
そうした技能を持った人を求めている職場に行けば、
仕事が見つかります。
以前もらっていたサラリーが減るのは
こんなご時世ですからやむを得ないでしょう。

一番難しいのは特技を持たないサラリーマンです。
就職したというより就社したといった方がふさわしい
サラリーマンは途中下車のような形で退社すると、
前途無効のレッテルを貼られてしまいます。
45才と25才とやれることに大した差はありませんから、
雇う方は月給が安くてすむ方を選びます。
はじめはなかなかあきらめのつかなかった人でも、
足を棒にして歩いているうちに、
だんだん条件を下げてきますが、
雇う側はそういう安月給に甘んずる人よりも、
安月給と釣り合いのとれる若い人を選びます。
子供の教育費や住宅ローンの支払いも含めて
45万円どうしても必要な人に25万円で働いてもらっても
落ち着いて働いておられないことがわかっているからです。

安月給でも安心して働けるためには、
生活費をおとすための
抜本的な改革からやらなければなりません。
一人で働いていたのが夫婦とも働きに出るとか、
自分たちのマイホームをあきらめてしまうとか、
あるいは子供たちの教育のやり方も変えてしまうとか、
かなり思い切った犠牲を払うことなしに、
この荒波を乗り越えることはできません。
何を犠牲にするかは
人によって判断の基準が違うでしょうが、
親だけが苦しめばいいと思うのは間違いです。
貧しい家に育ったり、子供の時に苦境におかれた人が
温室育ちの子供たちより立派に育った例は
いくらでもあります。
一家で力を合わせることができるかどうかの方が
むしろ問題です。


←前回記事へ

2002年1月16日(水)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ