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第676回
今回の旅行は香港の福臨門に行きます
３月13日（水）から３月20日（水）までの
中国視察旅行の最後の日は
深 から香港に出て、
九龍側のシャングリラ・ホテルに１泊します。
私がまだ香港に家をもたなかった頃は、
香港に来るとよく泊まっていたホテルです。
部屋が広すぎて何となく落ち着かないと
文句を言う人もおります。
そう言えば、福臨門に食事に行くのも
貧乏症ではソワソワしてしまうかも知れません。
入り口に「富客常臨」（貧乏人は来るな）と
書いてありますから。
福臨門は東京、大阪にも支店がありますが、
香港では香港と九龍にそれぞれ１軒あります。
今度は香港島の荘士敦道にある本店に行きます。
辻留が昔そうであったように、
福臨門もかつては金持ちの家の
冠婚葬祭に出張する料理屋でした。
それが店を構えると、
香港中の富商や有名人が出入りする
最高級の料理屋になりました。
台湾から亡命して
香港で貧乏生活をしていた頃の私にとっては
敷居の高いところでしたが、
物書きになって多少ふところ具合がよくなってからは
香港に行く度に必ず一度は行くようになりました。
店の前半分と後半分の間に飾りでしきいがしてあって、
西洋人は前半分にしか坐らせませんでした。
西洋人は超高級店であることを知らずに入ってきて、
炒麺やチャーハンしか食べないからだそうです。
天下広しといえども、
安いメシしか食わない西洋人を逆差別待遇している店は
ここぐらいしかないのではないでしょうか。
旅行の最終日はこの店で
思い切って大奮発をすることになっていますので、
一生の思い出にして下さい。
と言ってもこれを機会に常連になっていただいても、
もちろん、かまいません。
いままでの旅行に比べて、
香港のホテルのグレードが高いのと、
ＮＨ、ＪＬに変わったことと、福臨門での散財をあわせて、
一人当たり４万円あまりのアップですから、
本当は皆さんより旅行代の方が大へんなのです。
定員は35名ですから、
ご希望の方はTEL03-3400-9393、
FAX03-3407-4462へお申し込みを。
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