第557回
自分の目で北京を見て下さい

第2回目の中国投資考察団が15日からはじまりました。
参加の皆さんは
成田と関西の両空港から北京入りをしたのですが、
私は台北経由で香港に入り、
香港から北京にとんで、同日夜、皆さんと合流しました。

ニューヨークで大事件の起った直後ですから
びっくりして旅行をキャンセルした人もあれば、
アメリカから帰れなくなって
参加できなかった人もあります。
前回は北京でケンピンスキー・ホテルに宿泊したのに対し、
今回は私が建てた三全公寓という
高級マンションのスイート・ルームに
泊まってもらいました。
このマンションには北京で働いている
外国企業の総経理さんたちが住んでおり、
日系の現地企業の社長さんたちも
80何世帯ここに住んでいます。
温水プールからジム、ゴルフ練習場、カラオケ、
マージャン室まで揃っていて、
恐らくマンションとしては北京一の豪華版でしょう。
私も北京に来た時は
このマンションのトップ・フロアに住んでいます。

ホテルでなくて、
マンションに2日間、泊まってもらったのは、
もし駐在員として北京に住んだらどんな住み心地か、
実際に味わってもらいたかったからです。
但し、北京一、家賃の高いところですから、
現地駐在のトップでないと
住まわせてもらえないかも知れません。

北京は夏暑く、冬は寒く、
決して住み心地のよいところではありませんが、
何と言っても中国の首都ですから、
外交機関はすべてここに集まっているし、
(このマンションのすぐ近くに大使館街があります)
また世界の大企業の中国支社というと
どうしても北京ということになりますから、
外国人がひしめきあっています。

2008年のオリンピック開催がきまり、
11月になるとWTO加盟も決まるでしょうから、
これから8年間、経済の建設が集中することが
約束されています。
それを見越してオフィス・ビルの家賃は
この半年あまりで倍近くも賃上がりをしています。
日本が空前の大不況に見舞われているのを尻目に、
北京は登り坂ですから、
すぐお隣りでもどれだけ違うか
この目で確かめてみる必要があります。


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2001年9月18日(火)

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