第321回
ファッション・ビジネスは外人部隊で

もし私がこれから新規の事業を興すとします。
いまの時点で、
私がファッション・ビジネスに手を出す可能性は
ほとんどありませんが、
ファッション・ビジネスをやっている人の
パートナーになる可能性が全くないとは言えません。

しかし、私がデザイナー上がりだったり、
ファッション畑で働いて来たとしたら、
独立して自営することが考えられます。
いままでの日本なら、
ファッション・ビジネスで成功するためには、
パリやミラノやニューヨークの有名デザイナーや
先輩筋のファッション・メーカーとうまく連絡をとり、
その協力を得ることによって、
国内でセールス拠点をつくって行く必要があります。
新しいブランドを成り立たせるのは
容易なことではありませんが、
必ずそれがやれる人が現われるものです。
ユニクロやファイブ・フォックスの経営者だって
はじめは繊維製品の売り場やファッション・メーカーの
スタッフからスタートしています。

但し、これから創業するとか、
小さな企業を大きなビジネスに育てあげるとなれば、
国際的な展開を中国とか、ベトナムとか、
先進ファッション諸国以外の方向に
持って行く必要があります。
日本にとってはコスト・ダウンが最大の問題ですが、
中国ではこれからはじまろうとするニュービジネスであり、
どちらにおいても、いままでに考えられなかった
新しい付加価値の可能性があるからです。
とは言え、多国籍にまたがる事業ですから、
いままでの陣容では一歩も先へはすすめません。
日本の大企業が人事的に失敗した例を思い出して下さい。
私なら先ず外国に留学したことのある日本人留学生、
1人で平気で香港や中国まで職を求めて
のこのこ出かけて行った日本人の若い女性を
自分のスタッフとして抱えます。
それから相手国から日本に留学に来て
日本語と日本の事情のわかる外国人留学生をやといます。
外人部隊でどうやって仕事をすすめるかと先ず考えます。


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2001年1月25日(木)

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