第311回
先ずカーテンを変えて見てはいかが?
何か新しいことをやって見たいと思いませんか。
職業を変えるとか、結婚をしなおして見るとか、
自分の人生を大きく変えてしまうような、
そんな大それたことでなくともいいのです。
たとえば、中国語を習いに行くとか、
住んでいる部屋のカーテンを変えてしまうとか、
とにかく自分の生活に変化をもたらすことです。
どうして新聞を読むかというと、
今日の新聞には昨日の新聞に載っていなかった
新しいニュースが載っているからです。
ジャーナリズムというのはマンネリズムの反対語です。
人間が毎日を目を輝かして生きるためには
マンネリ化しないことが大切なんです。
大したことができない時は
自分の部屋の中のベッドや机の位置を
変えて見るだけでもいいのです。
狭すぎてベッドを動かすこともできないのなら、
カーテンを昨日までと全く違う模様と色彩のものに
変えるだけでもいいのです。
たかがカーテンと思うかも知れませんが、
カーテンが変わっただけでも、
人間の気分はかなり変わるものなのです。
環境が変わると、気が変わるだけでなく、
いままで動かなかった心も変わります。
(気は心と言うでしょう)
心が変われば、頭も身体も動くようになります。
その順序は人によって違いますから、
全身に及ぶまでにどのくらい時間がかかるか
わかりませんが、
石頭でない限りは血の循環も少しはよくなる筈です。
服の着方から変えてもかまいません。
流行の先端を行ってもいいし、その反対であってもいいし、
それだけのお金がなければ、肌着をやめるとか、
トランクスを省略して、いきなりジーパンをはいても
気分は一新します。
また食べる物を変えて見るのも一案です。
最後のデザートにフルーツを食べていたのを、
フルーツから先に食べても、
胃袋に対して別にルール違反ということにはなりません。
でもそうなると自分の生活習慣も変えてみないと
気がすまなくなります。
マンネリからの脱却はそこからはじめればいいのです。
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