第10回
健康のためのノロノロ・スポーツ

少林寺の武術には
若い人でないとできない激しいものもあります。
どんなに強い力でこずかれても
微動だにしないというのもあれば、
両方から頭と足とを持たれても、
材木のように硬いまま動かない
姿勢のとれる訓練もあります。
また刀で斬りかかってきたのを
どう避けて、どう返り討ちをするかとか、
素手で刀や槍を持った者に立ち向うかといった
香港のコンフー映画並みの拳法もあります。
というよりコンフー映画の方が
少林寺拳法にヒントを得て、
あの派手な立ちまわりをやるようになったのでしょう。

そういう武術の勉強をしたかったら、
やはり少林寺へ行かないと駄目でしょう。
いま東京で私が習おうとしているのは、
そういう武術ではなくて、
健康をととのえるための気功と拳法です。
たとえば、身体のどこがこったり、
どこが痛んだ場合は、どういう運動をしたり、
どういうところを抑えればよいかというきまりがあります。
それを自分でやれるように実地に教えてもらうのです。
それものろのろやるのがコツなんです。

中国や台湾に行くと、早朝の公園や広場で
集団で太極拳をやっているのをよく見かけます。
向うではあれでもよいのですが、
日本ではそういう習慣がないので、
やはり家の中でやるよりほかないでしょうね。
そのための教室をつくってもらいました。
1週間に1回、説明を受けながら、
約1時間半くらい練習します。
10人1クラス、午前と午後と
夜と自分に好都合な時間帯を選んで、
1コースを終了するのに3ヵ月かかります。

別に身体の調子の悪い人は
整体をしてもらうこともできます。
いま上海や台北に行くと
足の裏をもむ治療がハヤっていますが、
とび上がるほど痛い代わりに
あとがすっきりします。
そういうのはすべて4000年の歴史が
中国にもたらした生活文化でしょう。
明治から以後の医学や健康法は、
西洋式一辺倒でやってきましたが、
そろそろ東洋への回帰があってよいでしょうね。
4月の末頃からはじまる予定ですが、
お問い合わせはとりあえず03-3400-9393へ。





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