第249回
不動産投資も国際化で熱くなる
トルコのEU加入については、
予定通り今年の10月3日から話し合いが始まるそうです。
そして、将来の加入を既成の事実として、
デンマーク人のトルコへの不動産投資が高まっています。
デンマーク人の旅行熱は益々盛んだそうです。
そこで、ついでに南の国の安い別荘に投資して幸運の波に乗り
「幸運ライダー」になろうとする人が爆発的に増えました。
スペインのマジョルカ島などは、
テニスのベッカーを初め、ドイツ人が広い地域を買い占めて、
地元で少し嫌がられています。
そういうこともあって、
トルコ政府は、外国人が地域を丸ごと買うのは許可していません。
しかし、地域全体を買うのでなければ奨励していて、
外国の個人の投資家が自分達の別荘を買うパターンが多いようです。
休暇には「トルコのリビエラ」の美しい海と良い天気を楽しめて、
将来には儲かる楽しみもあります。
現在トルコのお金は下がり、買いやすくなっています。
「不動産はこの数年で50から60%値上がりしましたが、
これからも数年は同じ調子で上がります」
と、デンマークの不動産屋は予測して宣伝しています。
最終的にはスペインの80%ぐらいの値段に落ち着くのではないか、
ということです。
トルコのEU加入を織り込んだ値段でしょうが、
この三年間、トルコは政治的にも安定してきたことで
信頼感もでてきました。
この9ヶ月で25%値上がりしているそうです。
デンマークの銀行も、
頭金の200%までのローンの貸し出しをするところも現れました。
不動産屋はデンマーク各地で講習会を開いて、盛況だそうです。
若い夫婦から年寄りまで、購入者の層は幅が広いそうです。
南ヨーロッパの避暑地はヨーロッパ中の避暑地ですが、
フランスやイタリアのリビエラでは高くて手が出ません。
ところが、135平米の、海の見渡せる豪華なペントハウスが
2千5百万円で買えるのがトルコです。
70平米の普通のリゾートマンションで、
こちらもトルコのリビエラが窓から見えて、
1000万円くらいの手ごろな値段です。
知らない国での不動産購入は難しい問題があるので、
デンマーク大使館は弁護士を通すことを勧めています。
昨年は5千人のデンマーク人が、
このトルコの海の見えるマンションを買いました。
例によって20を掛けると、日本なら10万人が、
グアム島か海南島か、
タイあたりの避暑地に別荘を買った感じでしょうか。
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