第1253回
万科企業
万科企業(コード:200002) には
「小泉鉄造といく香港、深セン、中国企業ツアー」で
6月17日の16:30に伺いましたが・・・・。
万科企業の本社に訪れたのですが、
ミーティングはできませんでした。
担当者が不在のため、キャンセルが入ったということで、
こちらへの報告の行き違いが原因でした。
こんなこともおきるのが中国企業への訪問へのリスクです。
同社には新社屋見学でとどまっていました。
新社屋は2008年にできたということで、
新社屋は深センで、すぐ近くが海、すぐ裏が山という立地です。
建物も地面から鉄柱が支えて高い部分に建物があるという
高床式のようなデザインでした。
本社機能はこちらに移したということでした。
したがって同社を訪れてのメリットはほぼありませんでした。
いかに、同社が知恵を絞った新社屋を建築したか、
の紹介だけで終わっています。
私自身、以前(2005年前後)万科企業の本社に伺ったのは、
こちらではなく移転前の社屋でした。
現在その建物は残っており、稼動しているとのことでした。
最近の企業動向から
・2010年6月
万科企業が全国で値下げで、各社が追随する可能性も
万科企業が今月から中国全土で
不動産販売価格を引き下げるもようだ。
同社は先月中旬、北京の物件を対象に値下げに踏み切っていたが、
不動産取引の低迷を受けて値下げ対象を全国に拡大する見通し。
同社の物件価格動向は業界の指標と位置付けられており、
デベロッパー各社が追随する可能性が高まっている。
4月半ばに不動産過熱抑制策が発表されて以降、
住宅取引は大都市を中心に大きく落ち込んだが
新築物件の販売価格は高止まりを続けている。
万科企業幹部は先月下旬、今後は
居住用住宅購入者のニーズに合わせた価格設定が必須になるとの
考えを示していた。
・2010年6月の不動産販売から
2010年6月の不動産販売面積が
前年同月比で27.8%増の85万7000平方メートル、
販売額が27.9%増の87億7000万元だった。
また、1〜6月の累計販売面積は320万2000平方メートル、
販売額は367億7000万元となっている。
このほか、5月は新たに中山市や青島市などで
不動産開発プロジェクトを4件獲得。
4件合計の敷地面積は56万5400平方メートル、
取得代金は20億2000万元。
2010年6月の販売面積と販売金額が、
いずれも単月で過去最高を記録していました。
6月の販売が好調だった理由として、
新たに販売を開始した新築物件自体が多かった、
新築物件の一部について
販売価格の見直しを行ったためとしています。
同社は今後も年平均20〜30%の成長を維持していくとし、
2010年の販売額700億元超に自信があるとしています。
長期投資銘柄候補でしょう。
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