第1227回
上海万博
上海国際博覧会は2010年5月1日から10月31日まで、
中華人民共和国上海市の上海世博園で開かれます。
上海市政府は上海万博を控えて公共マナーを重視していくとして、
「市民の素養」と題した46項目のルールを制定しています。
ルールでは順番を守って地下鉄に乗る、
タクシーの窓から唾を吐かない、パジャマ姿での外出を禁止、
万博会場から1km以内は屋外で洗濯物を干すことを禁止ほか、
警備の警官はニンニクやニラ、ネギなど
口臭の原因となる食べ物を口にしないなど
さまざまな規制を打ち出しています。
公共マナーなどはすぐに直るものではありません。
生活習慣もありますので時間がかかります。
ですが今回の上海万博を機会にして少しずつ変わっていくでしょう。
日本経済が飛躍的に成長を遂げた時期は、
1955年から1973年までの18年間となっています。
日本では1970年(昭和45年)に大阪府で大阪万博が開かれています。
1970年に開催された大阪万博などによる特需があり、
1968年には国民総生産(GNP)が
資本主義国家の中で第2位に達しています。
この経済成長は世界的に見ても稀な例であり
終戦直後の復興から続く一連の経済成長は
「東洋の奇跡」と言われました。
大阪万博の40年後に上海万博が開かれます。
日本では1970年以後も大きく経済成長でも伸びていきました。
中国では1990年以降でも大きく伸びてきています。
中国はここからも本格的に経済成長していくでしょう。
機会があったら変革の途上にある中国を訪れてみると
どこまで成長してきているのかが見て取れるかもしれません。
ここから中国企業も本格的に成長していきます。
この度、4年ぶりにいずみ企画で
「小泉鉄造といく香港、深セン、中国企業ツアー」を
開催することが決まりました。
2007年5月、私自身公演中に脳内出血で倒れ、
一命を取り留めたものの病院からリハビリセンターへ、
退院するときもまだ車椅子での退院。
一生車椅子生活になるといわれたものの、
退院してからがリハビリの本番と思い、
一歩ずつ歩く練習から初めて
何とか杖を使って歩けるところまで回復しました。
ただし、右辺麻痺が残っていますので
一人で遠出をするということはまだできません。
中国企業ツアーを開催するにしても、
私自身荷物を持つことができませんので
介護者付きでの開催となります。
ですが、中国企業ツアーを開催できるまでに
私自身気力、体力が回復してきたということでしょう。
成長していく中国企業視察となっていければいいのですが。
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