中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1226回
売却時期

シンアオ・ガスに対して個人的に考えるのは売却時期です。
今後投資金額を回収する程度の株は売却するかもしれませんが、
基本的には収益が伸びていく限りは
売却することは考えていません。
ここから、3〜4年は同社が成長していく限りは
売却は検討していきません。
売却を考えるときは、売却したお金が必要なときです。

売却が考えられる理由は三つあります。
一つ目が何か使いたいものがあるとき、
例えば生活費にまわす、
生活費や車、旅行の使うなど遊興費用資金にまわすなど、
いま資金が必要なとき。
二つ目がシンアオ・ガス以上に成長していく企業が出てきたら
同社株を売却してその企業の株の購入資金にまわす。
三つ目が世界の経済の流れから
株式市場が低迷していく可能性が出てきた、
香港株式市場が明らかにバブルとなってきており
同社株も考えられないくらいに割高の株価まで買い上げられている。
このようなときには売却を検討していくでしょう。

あともう一つ考えられるとすれば、
生きている間に有効に使っていきたいと考えたときでしょう。
例えば3〜4年後に同社が成長して
100香港ドルまで株価が値上がりしたとして、
あと5年したら
300香港ドルまで値上がりしていきそうだというときに
100香港ドルで売却して使っていくかどうか。
自分の年齢とやりたいことを考えて、今使ったほうがいいか、
それとも売却を先延ばしにしていくか。
検討していったほうがいいでしょう。

人は年を取れば
いままで食べていたものも食欲が減退して食べれなくなっていく。
世界旅行に行くのが夢で
一生懸命投資して持ち株資金でも貯まったとしても、
その時はもう体が衰えていていけない、
精神的にもいく気力がなくなってしまった、などという時に
十分資金があったとしても何のためにいままで貯めてきたのか、
その目的が消えてしまっています。
ですから、使っていくにしても
手持ちの資金と体力、気力とのバランスを考えて
使っていく必要があるでしょう。

そうでなければ使わないままで終わっていくかもしれません。
残った財産は税金で取られたり、子供が使ってくれるでしょう。
それでもいいという人は使わないで残していけばいいでしょう。

ですが、生きている間に自分のため、
家族のために使おうと思ったら
売却して使っていくタイミングも大事になっていきます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2010年4月23日(金)

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