第1215回
投資判断
ただ、これはこうなったらこれだけの投資利益、
ただ株が手に入るということで、
大事なのは投資した企業が成長していっているかどうか
ということです。
企業が成長しているのなら株価も上げていきます。
もし、成長が期待できないようであれば、
株価の値上がりを期待していくよりも
買値より株価が低かったとしても
すぐに売却することを考えたほうがいいでしょう。
儲けばかりを考えるのではなく、
いかに損をしないかも考えていくことが大事です。
また、売却することがいいのか、
投資金額に対して13.1%の配当利回りを失うことになります。
ベイジン・キャピタルランドの動向、業績予想を見ていきますと、
ベイジン・キャピタルランドは北京市郊外で
住宅・商業物件の開発を手がけるプロジェクト運営会社
北京安順園について、
共同出資者2社から計45%の出資持分を追加取得し、
出資比率を引き上げることで収益力を向上させていきます。
また、ベイジン・キャピタルランドは2010年の不動産販売目標を、
中国当局が昨年末から
不動産セクターへの引き締めを強化していることを考慮して、
前年実績の106億元を下回る100億元に設定しました。
ですが、今年発売する予定のプロジェクトは、
前年の15件よりも多い21件となっており、
今年の不動産市況の調整を見越し、慎重な戦略をとっています。
同社に対しては今後を見ていく必要がありますが、
現時点では積極的に売却を行っていくほどではないでしょう。
中国当局が昨年末から不動産セクターへの引き締めを強化しており、
今後の動向を見ながら判断していくことになります。
購入した企業の株を全部売って利益を出すか、
一部を売却して利益を確定するか、
それとも売却せずに保有して利益を膨らませていくか、
投資した企業の成長過程と相談して決めていくことになります。
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