中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1205回
いつまでも横綱は横綱でいられるか

本来なら日本は
菅直人氏が発言した円安が望ましいと言うことを
はっきりいったほうが良かったでしょう。
今の円は本来は円高になる実力ではないのですから。

トヨタ自動車などは
日本政府が円高をくいとめることを怠ったがために、
前からの円高圧力を絶えていたところを、
後ろから味方だと思っていた日本政府が
バッサリと切りつけてきたのですからたまったものではありません。

もし、この場でミスター円といわれた榊原英資が国際金融局長、
財務官等を再度勤めてくれていたらどうだったでしょうか。
円高になっていくとしてもその経緯は違っていたでしょう。
また、日本企業に対してのメリットとなる為替相場を
演出してくれたかもしれません。

中国は世界一外貨準備高を貯めていますが、
中国企業のためにも(ほかにも要因はありますが)
元の切り上げは絶対に容認しないとして自国の企業を守っています。
日本も日本企業を大事にしていく政策を立てていかないと
だめでしょう。
国際的な政治の仕方を日本の政治家は知らないようにも見えます。
日本の企業はかわいそうだというよりも、
悪政の下厳しい経営が続いていくようにも思えます。

また、いつまで日本の車メーカーが世界で活躍できるか、
全く予断を許しません。
低価格製品では今後、中国、インドの自動車メーカーが
低価格車種、電気自動車、エコカー部門でも台頭してきています。

いつまでも横綱は横綱でいられるとは限りません。
特に数多く操業している中国の車メーカーの中から
勝ってきたメーカーがトヨタ自動車を抜いて
世界一の車メーカーに突出することだってありえます。
また、その可能性も大きいでしょう。

ですから、こんな状態のときこそ
日本政府は自国の企業のためにも
応援していくような政策を立てていくべきです。
島国根性だけで政策を立てていく場合ではなく、
世界をにらんでいく必要があります。

投資でも日本だけ見ていく時代ではなくなっているのです。
自分のお金は自分で増やしていく時代です。
成長していく国の企業に投資していくことで
資産を造っていく投資ができるという基本を
認識してもいいのではないでしょうか。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2010年2月8日(月)

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