| 第1185回当たり前
 私自身は2008年10月末に香港株式市場の株価指数が大きく下げたあと、
 この辺が底値近辺ということで購入したあと、
 2008年11月の半ばに少しまとめて株を購入しています。
 大きな金額ではないですが、11月に私自身としては
 手持ちの資金の半分程度を購入資金に回していました。
 サブプライムローン問題の影響で再度2008年11月以降、12月または2009年に入って下げていく可能性もこの時期ありました。
 市場のセンチメントとしては世界の景気が戻るには
 今後10年はかかるであろうという話題が主流でしたから、
 多くの投資家はここから購入していく気にはならなかったでしょう。
 世の中の情報から見れば
 絶対購入できる状況ではないということを言っていますので、
 情報を信じれば、また話題に乗って考えてみれば
 投資をすることをためらう気持ちもわかります。
 ですが、市場を見てみれば通常では考えられないくらいの安値まで下がっているのですから
 買い時には違いありません。
 こんなときこそ常識で株式市場を見ていく必要があります。買い物をするときに欲しいものが安くなっていたら
 普通は喜んで安く買えるチャンスだと思って買うでしょう、
 八百屋さんで大根や蕪が安売りしていたら喜んで買うでしょう。
 ところが株に対しては
 そのような見方ができなくなっていく人が多くいます。
 その要因としては「どうしても損はしたくない」、自分にとっては大事な持ち金だ、
 と、思えば思うほど株式投資の常道手段の
 「安いときに買う」という判断から外れていきます。
 株式投資ほど投資家自信の欲と、投資方法での気持ちとの戦いの結果が
 出てくるものはありません。
 下げているときほど投資チャンスだということがわかっていたら、そこから実際に投資できるかどうが、気持ちの分かれ目です。
 私自身も2008年株価が下げているときに積極的に購入していくには勇気が必要でした。
 買い時とわかっていても買うにはすごい勇気が必要です。
 口から心臓が出てくるくらいに
 買っていくときには勇気が必要でした。
 ですが、自分の判断を貫き通していくしかないのです。
 自分が正しいと思った道(投資)を進んでいくしかないのです。
 例え、失敗したとしても命まで奪われるわけではありません。
 投資資金が少し減っていくだけです。
 ですが、投資判断としては間違いがないと思っていますから
 その後の結果は自己責任です。
 (次回に続く) |