第1183回
右肩上がり
2010年に入って2009年本決算で収益が良い企業の株価が上げ、
全体の企業の株価が上がっていく可能性があります。
このあとアメリカ経済が立ち直っていくような指標が
なおさら多くでてくればアメリカ、香港市場の株価は
上げていくでしょう。
と、いうことは今年はあまり上げていく場面ではありませんので、
比較的安心して買うことができる場になります。
ではこのような時
一般の投資家は購入していくかといえば
購入していく投資家は少ないでしょう。
この記事を見た投資家の人は購入していくかもしれませんが、
多くの投資家がこれを見るわけではなく、
見たとしても投資をしようとは思わない人がほとんどでしょう。
逆に株価でも大きく上がってきて、
新聞、テレビ、出版物でも今が買い時だといわれれば
普通の投資家は今買わなくていつ買う時期があるのか、
という気になるでしょう。
このときに一般の多くの投資家は購入してくるでしょう。
一般の投資家がネコも杓子も買い始めるようになると
何がわかるかといえば、
この場合市場が非常に盛り上がっていくということです。
株価指数でも初期の段階では右肩上がりで上がっていくでしょう。
そうするとそれを見た多くの投資家が、
このチャンスを逃すまいと買ってきますので
市場の株価はさらに右肩上がりで上がっていくことになります。
ですが、上げていくには限界があります。
特に投資した投資家全員が利益がでるような高値まで買われた時は
危険です。
そのような時は投資した企業の利益に対して
株価が高くなりすぎている、
株価に対してほとんどの銘柄に対して割高感が出てきていたら
危険です。
ですが、多くの投資家は
そこからさらに上げていくことを期待します。
こうなったら株価は下げていく兆候が見え始めます。
(次回に続く)
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