| 第1181回1年前の株価
 サブプライムローン(低所得者向け高金利住宅ローン)問題が大きくなってきた2007年暮れ以降
 世界の株価は大きく下がり始めました。
 その後、サブプライムローン問題が深刻化すると経営難に陥っていた米証券4位のリーマン・ブラザーズが
 2008年9月15日に連邦倒産法の適用を連邦裁判所に申請しました。
 これでリーマン・ブラザーズは巨額の損出を抱え倒産しました。
 負債総額が約64兆円という史上最大の倒産であり、
 米国の名門証券会社、投資銀行である
 リーマン・ブラザーズが破綻したことによって引き起こされた
 世界的な金融危機のことを
 リーマンショックといい、その余波は世界経済を大きくゆさぶり
 さらにその後世界の株式市場が特に大きく値下りしました。
 当然香港市場の株価も急落し、全銘柄が大きく下げました。
 株価が下げたときに購入していくのが投資では鉄則です。この時点での私の投資の仕方は第1091回で書いていました。
 また、1年後に株価がどうなっていったか、
 見ていくと書いていました。
 有言実行で実際どうなったかを見ていきます。
 2008年10月20日から10月31日までの約2週間の間に10回購入していました。
 投資金額でも多いのだろうといえばそんなことはなく
 10回購入して100万円程度です。
 1銘柄で10万円程度です。こんなもんでいいのです。
 いつまで安値がが続いていくのかわかりませんので。
 なぜ約2週間の間に10回も購入したかといえば
 株価は常識では考えられないくらいに下げていたからです。
 (第1091回の記事より)
 購入企業に対しては第1116回で2銘柄書いていますが、アリババ(阿里巴巴) 4.300香港ドルで、
 また、中国燃気(チャイナ・ガス・ホールディングス)を
 同じ2008年10月27日に0.510香港ドルで購入していました。
 では現在の株価はいくらかというと2008年10月27日に4.300香港ドルで購入していたアリババが
 2009年11月9日の時点では17.760香港ドルとなっていますので、
 4.13倍となっていました。
 また、中国燃気が0.510香港ドルから
 3.420香港ドルとなっていましたので、6.70倍となっています。
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