| 第1175回赤字国債
 2010年度税収は2009年度当初見通しの約46兆円を割り込んで
 40兆円を下回る可能性もでてきています。
 不足分は赤字国債で補う形となるでしょう。
 仙谷由人行政刷新担当相は
 概算要求段階で
 過去最大の95兆円台に膨らんだ2010年度予算編成に関して
 出来たら92兆円くらいで収めたいと述べてます。
 2010年度税収が40兆円しかなかったとしても
 2010年度予算で92兆円だったとしても
 42兆円を赤字国債で補う形になります。
 これは40万円の給料しかないサラリーマンが42万円借金をして、92万円使っているということです。
 普通の人がこの内容を見たら
 その人の家計は破綻していると思うでしょう。
 これが普通の人の感覚です。
 また、国債及び借入金債務現在高は861兆円程度で、
 国民一人当たりに直すと674万円程度です。
 日本の財政破綻がそのうち現実化するのではないかという、うわさも起こる可能性を否定できないほどの借金です。
 また、日本経済にとってこれに輪をかけてびっくりするような発言をしたのは
 藤井財務大臣の円高容認のような発言です。
 これで円高がちょっと加速しました。
 日本の企業は円高で多くの企業が利益を出せなくなっています。利益を出せなければ雇用にも関係してきます。
 また、税収に関しても
 企業が利益を出せなければ税収は大きく下がっていきます。
 それでなくとも借金まみれの日本経済です。
 政治家は日本の企業のことを考えて発言したほうがいいでしょう。
 むしろ、発言なんかしないほうが日本企業のためです。
 とにかく日本が立ち直っていくとしても問題山積です。第三者的に見ても
 このような国の株式市場の企業に投資していくのは
 少し勇気がいるのではないでしょうか。
 私自身も日本株に本来は投資を考えたいのですが、
 なかなか実行できる状況だとは今の時点では思えません。
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