第1159回
株価指数の流れ
世界の株式市場は「サブプライムローン問題」で
2007年後半から2008年は大きく下がりました。
中国、香港市場の株式市場でも株価指数は大きく下げています。
H株指数でも2007年11月30日の20609.100ポイントから
2008年10月31日の4792.370ポイントまで下げています。
2007年11月近辺は
アメリカのサブプライムローン問題の影響が認識されていましたが、
多くの投資家は
ここから大きく下がっていくとは考えていませんでした。
株価指数の流れでも
2008年の3月には11500ポイントまで下げた後、
4月には14700ポイントまで上げています。
ですがその後株価指数は上下しながらも
2008年10月の最安値に向かって下げていきました。
上海B株指数でもH株指数と同様に下げていきました。
上海B株指数では2007年10月31日の394.210ポイントから
2008年10月31日の86.444ポイントまで大きく下げています。
株価指数の流れでも2008年の3月には230ポイントまで下げた後、
4月には260ポイントまで上げています。
ですがその後株価指数は上下しながらも
2008年10月の最安値に向かって下げているのはH株指数と同じです。
2007年11月近辺から2008年10月まで株価指数が下げ続けているとき、
購入した企業の値上げを狙って投資したとしても、
市場の株価が下がっているときの投資ですから
利益はなかなか出せないでしょう。
このことは日本株にもいえます。
日本株のほうはもっと深刻です。
日本株の下げは1989年以降から始まっています。
1989年の年末には38,915円という史上最高値を付けた後、
バブル景気が弾けたあとは指数では上下しながらも
ズルズルと下げ続け
2008年10月27日には7162円90銭というところまで下げています。
日本株はなんと20年間も下げ続けていました。
安い株価で購入して高くなったら売却して利益を得るという投資では
利益が出しづらかった投資環境です。
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