第1158回
配当利回り
もしペトロチャイナ株を1億円分2003年に持っていて
配当利回りが13%ならば
1300万円を配当金として受け取ることができます。
21.8%の配当利回りならば2180万円です。
1億円分の株を持っていたらの数字ですが、
株価では2003年の2香港ドルから
2008年は8.5香港ドルまで上げてきた数字ですから
株価でも4億円以上になっています。
2007年の配当でなんと2180万円がつきました。
2008年でも1300万円がついています。
2007年、2008年合わせたら3480万円です。
このほかに購入した
2003年から2008年まで6年間の配当金を合わせたら
さらにもっと大きな配当金額になります。
投資金額では最初から1億円投資できる投資家は少ないでしょう。
その十分の一の1000万円でも2007年に218万円、
2008年は130万円がついています。
またその十分の一の100万円だったとしても2007年に21.8万円、
2008年は13万円がついていました。
購入した2003年から2008年まで6年間の配当金を合わせたら
70〜80万円程度の配当金を受け取っていたでしょう。
たとえ10万円だったとしても2.18万円、
2008年は1.3万円がつきました。
これでもすごい金額です。
なるべく株価が安いときに購入しておいて、
長期持っているだけで
投資家に大きな利益を与えてくれる投資の仕方もあります。
第1116回の記事でアリババ(阿里巴巴)を
4.300香港ドルで購入していたことを書きましたが、
この時期5香港ドル前後でも
アリババ株を少しまとめて購入していました。
アリババに対しては配当金を期待して購入したわけではありません。
長期的な成長を見込んで購入したのですが、
2009年6月中間決算で
特別配当として0.2香港ドルを出すと発表しました。
本来は配当を出さずに投資に回していってもいいと思うのですが、
配当を出すというのは投資家にとってうれしいものです。
購入株価が5香港ドルだとしても配当利回りでは4%になります。
4%という数字はやはりうれしい数字です。
アリババに対しては収益が伸ばせない企業にならない限りは
今後最低5年間は売る予定がありません。
その間に大きく成長してくれれば株価値上がりのほかに、
配当利回りでも
購入株価に対して10%以上になってくれることを期待します。
本来の期待としては15〜25%を狙っていますが。
現在のアリババの株価は18〜19香港ドル程度ですが
長期投資を考えるのであれば
いまの株価でも十分投資が検討できます。
2011年には株価でも
50香港ドル程度までは上がっていくことが考えられます。
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