第1154回
上半期の業績
大手不動産企業の2009年上半期の業績は順調に伸びています。
深セン蛇口を拠点とする総合開発業者の
招商局地産(コード:200024)は
2009年6月中間決算で
不動産物件の販売件数が前年同期比で大幅に増加したため、
前年同期比で105〜125%の増益となる見通しを発表しています。
また、上海市の不動産デベロッパーである
上置集団(コード:01207)は
今年1〜6月期の不動産販売額が
前年同期比111.2%増の27億5000万元に達したと発表しています。
上海、北京を中心に中国全土で高級住宅を開発し、
ホテル経営やオフィスビル賃貸も手がけ、
「ル・ロイヤルメリディアン上海」など
高級ホテル3軒を運営している
不動産デベロッパー大手の世茂房地産(コード:00813)は
不動産市場が活気を取り戻したことに加え、
4月から販売力を強化したことで、
1〜6月の販売額が前年比3倍の131億5200万元に上り、
通期目標である170億元の77%を達成したと発表しています。
人民解放軍系コングロマリットである
保利(香港)投資(コード:00119)は
7月25日に販売を開始した
広東省広州市の別荘「温莎堡」について、
初日の成約戸数が 62戸と
成約面積ベースで全体の90%に達したと発表しています。
下半期も業績が順調に伸びていくかどうか
見ていく必要がありますが
現段階では順調に伸びています。
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