第1147回
年金
日本の年金ではいまいろいろな問題がでてきています。
日本が成長をしているときは国も景気のいい事を言っていて、
実際に少子高齢化が始まって
これからお金が必要になっていく時期に
お金はないので減額します。
と、言われて
はいそうですかと納得する人はいないでしょう。
最初年金が取り入れられたときに
国が年間6%で掛け金を運用していてくれたら
昔預けた人のお金に利子がついて、
現在貰える年金もそれなりの金額になっていたはずです。
1万円を年間6%で運用して40年なら10万2857円です。
10倍に膨らんでいます。
40年前に10兆円の運用金だったら
102兆円になっていていいはずです。
45年なら13万7646円です。
約13倍以上です。
年金では毎月積み立てていますから
それなりの資金は膨らんでいってくれます。
毎月数十億円以上が増えていっていました。
そのお金はどこに消えていったのでしょうか。
現実には、その当時の運用者は
国民から考えられないくらいの金額を受け取って
何に使ったらいいか、
まずは必要なものもあったでしょうが、
必要でもない箱物の建物を立てたり、とにかく無駄使いをしました。
使っている職員は、
このことが話題になる時期には自分は退官しているし、
死んでもうこの世にいないかもしれない、
自分のお金ではなく国民のお金です。
いくら無駄使いをしても自分の懐が痛むわけではありません。
自分のお金のことに関しては敏感ですが、
税金の使い道に関しては鷹揚です。
国民の掛け金が入ってくればそれだけ使えるということで
無駄遣いに拍車がかかります。
使っても使っても毎月お金が入ってくるのですから
国民の掛け金はお金を生んでくれる打出の小槌です。
こうして国民の掛け金は浪費され、
今現在の年金受給者は哀れな姿になっています。
(次回に続く)
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