中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1086回
お金の流れ

肝が据わってくると、いまの世界の情勢がよく見えてきます。
1980年代アメリカ経済が停滞していたときに
日本の経済が伸び、世界経済を支えていました。
このときに日本のお金はアメリカの不動産を買いあさり、
日本のお金でアメリカ全土が買われてしまうのではないかと
アメリカ人がおびえたという逸話まで生まれました。

1990年にはいると日本ではバブルが弾け、
日本の経済は停滞しましたが、
今度はアメリカの経済が伸び、世界経済を支えていました。

そして今回はサブプライムローンの崩壊で
アメリカの経済が低迷してきました。
では今後世界の経済はどう動いていくかといえば、
今回は中国の経済が伸びていくことで
世界経済を支えていく可能性が大きくなってきました。
これが欧州や日本主導で世界経済を支えていくというのでしたら、
先進国主導で戻すというふうに見れますから
なんとなく納得がいくように思えます。
ですが中国主導となると、
いままでの世界経済の流れでは考えられなかったことですから、
特に10年前、そこまでいかなくとも5年前を考えても、
こんなことは考えられませんでした。

ですが、現実は中国の存在が日増しに大きくなっていきます。
このことは一般の意見としてまだ受け入れられていません。
ですが、なんとなく世間でも
この流れは感じてきているのではないでしょうか。
この流れは2009年に入っていけば
より経済の流れでも鮮明になっていくでしょう。

中国株式市場には米著名投資家のウォーレン・バフェット氏、
ジム・ロジャーズ氏は中国株式市場に注目し
投資をしているのは有名です。
特にジム・ロジャーズ氏はアメリカの時代ではなく、
これから中国の時代になっていくと言い切っています。
また今まではアメリカが覇権国家となっていましたが
これからは中国が覇権国家になっていく
道筋が見えてきているとも取れる発言をしています。
私も今すぐどうのこうのというわけではありませんが、
中国の経済が順調に伸びていけば、
21世紀後半までには中国が
世界で覇権国家となっている可能性があると見ています。
そうなるには山もあれば谷もあり道筋は険しいでしょうが。
世界のお金の流れがそうさせていくでしょう。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2008年12月15日(月)

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