第1033回
日本の円はまだ価値がある
いつとはいえませんが、
市場には投資資金が本格的に入って
株価も上昇していくでしょう。
そのときは業績が伸びた分も含めて株価が上がっていけば、
過去に高値で購入した株価以上に値上がりしていく可能性も
大きくなります。
例えば、深センB株企業の不動産デベロッパー大手である
万科企業(コード:200002)の2007年12月本決算では
累計販売面積は前年比90.1%増の613万7000平方メートル、
累計販売額は同146.6%増の523億6000万元となり、
売上高では前年比で98.3%増、
純利益が110.8%増と大きく伸びていました。
期末配当として0.1元の現金のほかに
無償増資として10株当たり6株を出します
単純に見れば2006年12月本決算の2倍前後収益が伸びたのですから、
株価のほうも無償増資分株価調整が行われて
2倍になってもいいわけです。
2006年後半に高値で購入していたとしても、
株式市場が盛り上がってくれば買値まで上がってくる、
または高値の2倍まで株価が上げていったとしても
おかしくはありません。
また、万科企業の株価が
高値の半分に下げていたときに購入していれば、
高値の2倍まで株価が上げたなら
購入金額の4倍まで上がることになります。
これはあくまでも可能性の問題で、
実際にそうなるといっているわけではありませんので
お間違いのないように。
ですので時間はかかりますが、
現在株価が下げていることは
あまり気にする必要は本当はありません。
気にかけなければいけないのは投資した企業収益と将来性です。
問題はここからです。
ここから利益を拡大したいと思ったならば
いまの安いときに手持ち資金で中国株を購入していくことです。
こう書くと「そんな資金はない」という返事が返ってきそうですが。
中国でも沿岸部の上海や広州、北京などでは
所得が大きく伸びてきており
日本円で100万円程度の年収を稼いでいる人も多くいますし、
1000万円以上稼いでいて日本人より所得の高い人も大勢います。
ですが、一方で月収が1〜2万円、
年収で20万円程度の人が一般的です。
日本では一般的には
年収300〜500万の所得の人が多いのではないでしょうか。
日本人の収入の中から
中国人年収分の20万円を投資資金として
捻出できないことはないでしょう。
日本人はまだまだ価値ある通貨を稼いで運用する事ができる
恵まれた立場にいる民族です。
まだまだ中国株は安いですから
多少手数料は割高になりますが
5〜10万円の投資資金は造る事ができるのが日本人です。
頑張って貯めれば時間はかかっても
30〜50万円は貯めて投資はできるでしょう。
もし、それができないというのでしたら・・・
ここからの利益を膨らませていくことは
諦めたほうがいいでしょう。
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