第1034回
自己責任で増やす
本来は安いときに投資をすることで
利益を増やしていくことができるのですから、
ここで投資をしないと
大きなチャンスを逃すことになります。
チャンスだとわかっていながら見逃すというのは、
魚釣りなら目の前に
今まで釣ることができなかったような大きな魚がいたとしても、
釣らないで見逃すことと同じです。
過去には1997年、1998年、1999年がこの時期でした。
今はサブプライムローン問題で下がっているこの時期になります。
また下げている期間でも
本来は2〜3年と下げ続けていったとしても、嘆くのではなく、
このことは喜ぶべき事なのです。
それだけ安く購入できるチャンスが伸びていくのですから。
企業の収益が伸びていて、株価が安いのは大歓迎です。
多くの投資家は株価でも
せめて買値まで戻して安心したいと思うでしょうが、
それでは利益を膨らませていくチャンスを
捨てていくことと同じです。
では実際にここから長く株価が低迷していくかといえば
そうはならないでしょう。
早ければ夏場以降、
秋口から株価は上げていく可能性があります。
世界の金融市場が落ち着いて
お金の流れが変って商品から株式市場に移ってきたら
自然と上がっていきます。
そうなったときに投資家のいうような言葉が目に浮かびます。
下げていたころを引き合いに出してあの時買っておけば・・・。
言い訳としてお金がなくて買えなかった、
などと言うかも知れませんが、
お金がなかったとしてもチャンスを逃さない人は5〜10万円、
または30〜50万円投資してベストを尽くしているはずです。
投資金額的には満足できなくとも
投資行動としてはよくやったと自分をほめていいでしょう。
ここでは買わなかった人の口先だけのコメントは意味がありません。
行動を起こして実践できた人が現実に利益を得ることができます。
絵に描いた餅ではなく
実際に食べれる餅を手に入れたほうがいいに決まっています。
では実際の投資で下げていっている時点で
投資ができる投資家がどれだけいるかといえば
そう多くはないでしょう。
頭で理解できたとしても、
実際に行動に移せるかどうかはまた別問題です。
株価が上がっているときに全員が投資しているからと
大衆心理に動かされて簡単に大金を投資できた人も、
株価が下げてチャンスだとわかっていても、
もっと下がるかもしれないという心理と、
誰も投資していないということで
体が固まって投資ができない人も多いと思います。
投資は自己責任です。
下がっているときに投資をしなくて利益が出せなかったとしても、
他の人が出せた利益分をくれるわけではありません。
人と同じ事を行うことが正しいというわけではないのが
株式投資です。
自分が正しい投資時期だと思ったなら、信念を持って投資を行い、
損をしても得をしても結果は人のせいにしないことです。
最も損をした時のみ人のせいにしそうですが。
これだけでもわかっていれば
正しい投資時期を見逃す可能性は少ないと思いますが。
中国企業の中で投資できる企業を選んで、
これからしばらくは
いかに安い時に購入していくかに集中すべきです。
結論から言えば
株価が下がっているということは
優良企業の株を安く買えるのですから
こんないいチャンスはありません。
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