中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第1023回
中国第一鉛筆の2006年12月本決算

筆記具製造、宝飾品メーカーである
中国第一鉛筆(コード:900905)の2006年本決算では
売上高が前年比で41.9%増、純利益が83.1%増と伸びていました。
今期は期末配当として0.1元出すほか、
株式配当でも10株当たり1株発行します。
主力の宝飾品市場が拡大し、
宝飾品の売り上げが大幅に増加したことで
純利益は大きく伸びました。

・2006年12月本決算
売上高 --- 41億6600万元 前年比 41.9%増
純利益 --- 6100万元 前年比 83.1%増
EPS --- 0.2436元
期末配当 --- 0.1元
株式配当 --- 10株当たり1株

中国第一鉛筆は現在
宝飾品事業が収益の約9割を占めるようになりました。
2007年1〜3月期決算でも業績は伸びています。

中国第一鉛筆もこの先
筆記具製造では収益を大きく伸ばせないとして
宝飾品に事業をシフトさせ利益を出せる企業になっています。

もともとの事業で筆記具製造でも第一位の地位を確立していきながら
生き残っていくために他の業種に進出していっています。

今後は投資を考えられる企業となっていますが、
現在の株価は購入するには高い水準です。
5月1日の株価は1.5723USドルでPERは49.62倍と低い数字です。

PERでも20倍程度でしたら
今のB株企業では株価に対して割高感はありません。
ちなみにB株企業で優良企業である上海振華港口機械の
5月1日のPERは25.06倍です。
中国第一鉛筆の株価に割安感はありません。

ですが、業績でも順調に伸びてきたために
2006年12月本決算で期末配当として0.1元出すほかに
株式配当でも10株当たり1株を発行します。

収益でも伸びていける企業に対しては株価でも高めに買われます。
同社がそのような企業かどうかは
今後の収益の伸びを見ていったほうが懸命です。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2007年5月8日(火)

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