第1015回
同業他社
同じ保険企業でも
中国人寿保険(コード:2628)と中国人民財産保険では
上場時の株価の値上がりでも大きく違ってきています。
中国人寿保険は2003年12月の上場時の株価は5香港ドル台でしたが、
現在は25香港ドル前後となっており、
現在の株価に対して約5倍程度まで上げています。
中国人民財産保険の2003年11月上場時の株価は2香港ドル台でした。
現在の株価は5香港ドル前後ですから
株価でも約2倍程度の値上がりとなっています。
私個人では中国人寿保険に対して上場後に同社株を少しですが、
購入していましたが、
中国人民財産保険には投資をしていませんでした。
保険企業は多くの人からお金を集め運用して利益を出していきますが
まずは加入者に支払うお金が少なくて済むのが生命保険で、
中国でも生命保険に加入する人が増えていきますので、
収益でも安定した伸びが期待できます。
一方、損害保険はどのくらい儲かっていくのか、
保険金の支払いがどのくらいあるのかを見ていかないと
投資できるかどうか、
収益の伸び率を見ていかないと判断ができませんでした。
中国人民財産保険に対しては
今後A株上場に向けて話が進んでいくでしょうから
株価でも今後は上げていく可能性が出てきています。
どの業種でも同業他社によって収益の伸びが違ってきます。
中国でもこれから成長が期待できる業種として注目しているひとつに
不動産企業があります。
不動産企業といっても上場している企業は数十社あります。
その不動産企業に全部投資できるかといえばそうはいきません。
投資資金でも
全部の銘柄を購入できるお金を持っている人は少ないでしょう。
また、同じ不動産企業企業によって業績が大きく違ってきます。
投資していく企業というのは
同じ不動産企業でも収益率が高くて
将来性のある企業に絞っていきます。
保険企業でも両方に投資をすることはできます。
投資資金に対して利益を多く膨らませていくことができるか、
考えて投資をした場合には
どちらか一方を選んで投資していくことになります。
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