第1013回
中国人民財産保険の2006年本決算

中国で損保最大手企業である
中国人民財産保険（コード：2328）の2006年本決算では
経常収益が前年比で8.2％増、
純利益が121.5％増と伸びていました。
2005年の純投資収入が23億2000万元だったのに対し、
2006年は88.5％増の40億700万元となったことで
大幅な増益になっていました。

2006年の中国人民財産保険の業績は大きく伸びたものの、
純利益では市場予想の23億3576万元を下回ったことで
前日比に対して4月18日の株価は
8.70％安と下げていました。

2007年１月には中国人民財産保険のトップである
唐運祥・董事長が定年を迎えたことと、
後任に中国人寿保険の楊超・董事長がなったことで
Ａ株上場に向けていく可能性を受け
５香港ドル強と株価でも上げていました。

2006年12月には株価でも３香港ドル程度でしたが、
今期は業績が伸びていますので
株価でも上げてきています。

今後中国では保険はこれから伸びていく商品です。

今後株価が大きく値下りしていく可能性は低いでしょうが、
長い間には
急落する場面がでてくる可能性は否定できませんので
下げたときには投資を検討していくことを考えられますが。