第1007回
山東墨龍石油機械の2006年12月本決算
油田パイプ、
原油採掘用機械部品のポンプ等の設計製造を手がけている
山東墨龍石油機械(コード:0568)の2006年本決算では
売上高が前年比で30.59%増、
純利益が63.57%増と伸びていました。
・2006年本決算
売上高 --- 10億1403万7000元 前年比 30.59%増
純利益 --- 1億3940万4000元 前年比 63.57%増
EPS --- 0.215元
期末配当 --- 1株につき0.22元の現金配当
(0.2元分は額面0.1元の株式2株で受け取る可能性あり)
株式配当 --- 1株につき2株の株式分割
期末配当として1株につき0.22元の現金配当、
(0.2元分は額面0.1元の株式2株で受け取る可能性あり)と、
株式配当として1株につき2株の株式分割を発表しました。
期末配当と株式配当を見ていきますと、
株式配当のほうは1株につき2株の株式分割ということですから
同社株を権利落ち日までに購入すれば1株が3株に増えます。
問題は期末配当に対してですが、
1株につき0.22元の現金配当となっており、
0.2元分は額面0.1元の株式2株で受け取る事ができると
明記されています。
では、なぜこのような表記になったかといえば、
コフコ・インターナショナルは
傘下企業であるチャイナ・アグリをスピンオフ上場した後
1対1の株式配当ではなく、現金で支払いました。
特別配当実施スケジュールに関して段階では株式で受け取るのか、
現金で受け取るのかが不明との文章も入っていました。
ですが、山東墨龍石油機械の発表ではこの条文が入っていません。
ですので、投資家は
0.2元分は額面0.1元の株式2株で受け取る事ができます。
ですので、期末配当として2株分の株を得ることができます。
期末配当として2株と、株式配当での2株、
合わせて4株分をもらえることになります。
つまり、1株が5株に増えます。
山東墨龍石油機械の最低取引株数は4000株ですので
2万株に増えることになります。
ただし、権利落ち後は株価も五分の一になりますが。
同社に対しては業績でも伸びていることと、
4株の株式配当が魅力です。
株式配当がでるということで
今後株価が上昇していく可能性が大きいでしょう。
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