第1005回
10割無償
大唐国際発電は株式配当で10割無償を出しますので
2000株購入したなら2倍の4000株に増えます。
配当利回りでも3%近く付きますので、
配当利回りと株数でも増やしていけるという点では
魅力が出てきました。
大唐国際発電が2006年12月本決算を発表したときの株価は
7.60香港ドル程度でしたが、本決算で2ケタ増益を達成したことと、
親会社の中国大唐集団公司が今後4年の間に1390億元以上を投入し
発電能力を57%増強するとの報道で株価は上がってきました。
本決算発表時は3%を超えていましたが、
その後株価は上がってきましたので
配当利回りでも現在は3%を切ってきました。
大唐国際発電は2008年の北京オリンピック銘柄としても
期待されている企業です。
10割無償期待と合わせて株価でも上昇してきています。
大唐国際発電には
「小泉鉄造といく中国企業ツアー」で同社の本社に
何回か伺っていますが情報を積極的に公開している企業です。
大手農産物加工企業の
コフコ・インターナショナル(コード:0506)が行った
傘下企業であるチャイナ・アグリ(コード:0606)に対して
株式分割ではなくて現金の配当になりましたが(稀なケース)、
同社に対してはこのようなことになることはありません。
日本の証券会社でも株式配当で10割を受け取れます。
株数でも無償株で増やしていく、配当金を受け取って、
その配当金を使ってもいいですが、
配当金を再投資していくことで自己資金からの投資ではなくて
配当金での投資ができます。
単純に大唐国際発電の株を今まで1万株保有していたなら
期末配当が0.234元ですから
為替が元に対して15円で計算しても
配当金額でも約3万5100円がつきます。
(ここから税金他が引かれますので
手取りでは3万1000円程度になります)
この3万円強が投資した企業が生んでくれた投資家への
利益の一部分です。
株価値上がりだけを狙っていくのではなくて、
株式配当、配当金でも魅力があるのが中国企業への投資です。
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