中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第1003回
企業価値への投資

短期で株価が大きく上昇していく企業の株を
上がる前に購入できれば大きな利益になります。

2003年12月に上場した紫金鉱業集団(コード:2899)は
金、銅などの商品相場で値上がりしてきたために
安値の0.400香港ドルから大きく株価でも値上がりし、
株式配当も出していますから
最安値で購入していなかったとしても
20倍程度には膨らんでいます。

華南地域で最大の造船会社である広州広船国際(コード:0317)は
新規受注が大きく伸び、
現在は2009年度分までの受注を確保しています。
2006年2月までは株価でも2香港ドル程度でしたが、
現在の株価は24香港ドル程度ですので
1年の間に株価でも10倍になっていました。

このような企業に投資できていたらなあ・・・と、
投資家だったら誰でも考えるでしょう。

ですが、このような株価が上昇し始めると
当然株価でも新高値をつけて上げていきますので
投資するには躊躇します。
躊躇っている間に株価はどんどん上昇していきますので、
ここから大きく下げたなら購入しようと考えていたとしても
株価は下がらずに
上げていった時に気がついたら
もう手の届かないところにまで株価が上昇していた
ということになることもよくあります。

このような経験をした投資家の方も多いでしょうし、
私自身も経験があります。

このようにならないために
投資の仕方でも工夫をしていく必要があります。
まずは、この先伸びていける業種や企業の中で
投資できる企業が見つかったならまずは投資することです。
投資した企業の株価が少しであれ、大きくであれ
上昇したとしても売却を考えるのではなく、
株価が下げたなら逆に自己資金で再投資して
株数でも増やしていくという投資の仕方があります。

株価の上げ、下げに対して投資をするのではなく、
投資していく企業が
どこまで成長していけるかに投資をするべきでしょう。
投資していくのは株価の推移ではなく、企業価値への投資です。

このときに投資資金でも大きな金額ではなく、
分散した金額で購入していけば精神的にも安定して投資ができます。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2007年4月10日(火)

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