中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第995回
広州富力地産の2006年12月本決算

広州の不動産企業であり、
中国国内で不動産開発と販売を行っている
広州富力地産(コード:2777)の2006年本決算では売上高が
前年比で74.0%増、純利益が68.9%増と
ほぼ予想通りに伸びていました。

・2006年12月本決算
売上高 --- 101億8700万元 前年比 74.0%増
純利益 --- 21億3500万元 前年比 68.9%増
EPS --- 0.6899元
期末配当 --- 0.20元
権利落ち日 --- 4月26日

広州富力地産には「小泉鉄造といく中国企業ツアー」で
本社に訪れた後、
投資できる企業だとわかりましたので
少しですが同社株を購入していました。
購入後に広州富力地産の株は四分割され株数は4倍に増えています。

広州富力地産は2006年中国不動産上場企業の中でも
総合力ランキングで10強に入っている企業です。
中国国内では万科企業同様、
広州富力地産は人気がある不動産企業です。

23日の株価、16.560香港ドルに対して
0.20元の配当利回りは約1.2%です。
2007年中間期、2007年本決算でも同社は配当を出すでしょうから
2007年を通じた配当利回りでも期待ができます。

万科企業の2006年本決算で純利益は59.6%増でした。
中国海外発展の純利益は54.5%増。
広州富力地産の純利益は68.9%増となっており
50%以上となっています。

中国政府は不動産バブルから始まるのを警戒して
マクロコントロール政策を出してくる、
また、銀行金利はこれからも上がっていくでしょうから
不動産企業にとっては不利となります。
中国政府も不動産企業をつぶそうとしているのではなく、
不動産でも安定した成長を求めています。
中国では所得が増えていくとともに
家を購入する人が増えていきますので
少しくらいマイナス要因があったとしても伸びていく業種です。
今後株価でも一時下げていく可能性が大きいでしょうが
そのときには絶好の買い場になります。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2007年3月29日(木)

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