第994回
中国海外発展の2006年12月本決算

中国政府系の不動産企業である
中国海外発展（コード：0688）の2006年本決算では
売上高が前年比で56.5％増、純利益が54.5％増と
順調に業績を伸ばしています。
手元の開発用地は国内14都市となっており、
中国政府による
引き締め策の影響は少なくなっています。

・2006年12月本決算
売上高 --- 109億1000万香港ドル　前年比 56.5％増
純利益 --- 23億7100万香港ドル　前年比 54.5％増
EPS --- 0.355香港ドル
期末配当 --- 0.06香港ドル

中国海外発展の2006月時点の
開発用地保有量は1255万平米でしたが、
2007年の不動産販売面積は
前年比で28％増以上の210万平方メートルとなっており、
今年は中国本土、香港、マカオで30件のプロジェクトが完工し
売り上げは180億元に達する見通しです。

2006年本決算の売上高は109億1000万香港ドルですから、
2007年の売上高が180億元ならば65％の増収となります。

３月５日には香港の赤柱灘道の不動産を
５億2500万香港ドルで購入したことを発表しています。
同物件は３階建ての計７棟で、
敷地面積が約４万平方フィート、
延べ床面積は約３万平方フィートとなっています。