第989回
鄭州ガスの2006年12月本決算
河南省鄭州市で都市ガス事業者である
鄭州ガス(コード:8099)の12月本決算では
売上高が前年比で17.9%増、純利益が19.4%増となり、
ほぼ予想通りの伸び率となっています。
2006年度下半期に鄭州ガスはガス貯蔵施設を買収しています。
これで傘下施設のガス貯蔵容量は
20万立方メートルから240万立方メートルまで増加しました。
また、9月には鄭州ガスの筆頭株主である鄭州燃気集団から
土地使用権を買収しています。
これで天然ガススタンド3カ所の所有権を取得しました。
鄭州ガスは2005年12月本決算の配当金は0.0138元でしたが、
2006年12月本決算では0.0285元を出しましたので
2005年の配当金に対して2006年は2倍強の配当金を出しています。
鄭州ガス自身は安定した成長をしていくでしょうから、
来年、再来年と業績が伸びながらも配当額は増えていくでしょう。
今回のように1年で2倍強にまで
配当額を増やしていくことはないでしょうが、
年々増えていきますので
長期的には配当利回りでも上がっていくでしょう。
鄭州ガスの投資に対しても
2006年決算では純利益の伸びは前年比で19.4%増でしたが、
2005年決算では45.9%増と大きく伸びていました。
鄭州ガスは株価に対してPERも10倍前後となっていますので
株価でも投資妙味が高くなってきています。
年々企業業績が伸びていき、配当金でも上げていく企業は
配当利回りでも上げていきますので
配当金を狙って投資ができる企業です。
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