第975回
株価指数と業績から
2月27日には香港市場でレッドチップ指数が2.11%安、
香港H株指数は3.07%安となっています。
もっと下がったのは中国本土のB株指数で上海B株は8.28%安、
深センB株8.652%安となり値上がり銘柄はありませんでした。
上海B株企業では中国紡織機械(コード:900906)、
上海アルカリ(コード:900908)、上海タイヤ(コード:900909)、
上海海立(コード:900910)、上海海欣(コード:900917)、
匯麗建材(コード:900939)、東方通信(コード:900941)、
海南航空(コード:900945)など
多くの銘柄がストップ安となって引けていました。
深センB株でも値上がり銘柄はゼロとなり全面安で引けています。
深セン地産(コード:200011)、深セン市特力(コード:200025)、
一致薬業(コード:200028)、赤湾石油基地(コード:200053)、
深セン賽格(200058)、南京普天(200468)、常柴(200570)、
威浮科技(コード:200581)、武漢ボイラー(コード:200770)
などがストップ安となり8%以上下げていました。
特に旧正月前の2月17日前に
中国本土B株市場に投資していたなら
株価は下げていましたので
旧正月明けに株価が大きく上昇するのではないか、
中国政府がB株に対して
何らかの処置を検討するのではないかと
いう情報が出てくる余地はありますが。
現段階ではそのような情報は流れていません。
今後の情報を見ていく段階です。
現在投資できる企業に対して
投資できる企業がどれくらいあるのかといえば
株価に対し収益率で考えれば投資できる企業と
そうでない企業の差別化ができます。
特に株価でも上げてきたのは
株価でも割安感がでていた2年連続赤字決算の企業、
または1株当たりの純資産が1人民元を下回った銘柄、
PT銘柄で3年連続赤字決算となった銘柄です。
このような企業には
もともと投資できる業績の内容ではないのですが、
中国本土B株指数が上げていくとともに
投資していくというよりは
投機で株価が上がっていくということで買われて
株価自体も上がってきていました。
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