第956回
不動産企業に投資していく年月
中国の不動産企業に投資を考えるときに
20〜40年という長い年月で中国経済を見いていくとしても、
中国の不動産企業に投資していく年月はもっと短くなります。
人は生きていくにしても限界があります。
20歳の時に投資して40年たったなら60歳です。
40歳の時に投資したなら80歳になります。
また、60歳の時に投資したなら100歳になってしまいます。
100歳まで生きていたなら
投資資金に対して大きな資産になっているかもしれませんが、
その時になって売却し使おうとしても
有効に使えるかどうかもわかりません。
40歳の時に投資しても60歳になったとき、
または使いたいときに売却したいのでしたら
10年以下でも売却を検討していくでしょう。
年齢に関係なく、
ある一定の利益が出たときに売却したいのであれば
投資期間でももっと短くなります。
もし利益を最大に増やしていきたいのであれば
不動産企業への投資は長いほうが
収益の伸びとともに株価の値上がりでも期待ができるでしょう。
不動産企業に投資していく期間として
半年、1年程度で考えたとしても
やはり中国の経済と住宅価格を念頭において
いま不動産の業種でもどこまで発展しているのか、
わかったうえで株価と相談して
購入、売却を決めていくといいでしょう。
その手加減は投資家の目的によって違いますが、
株価の値上がりとともに
自分の利益との釣り合いを見て考える必要があります。
株式投資での釣り合いとは
自分の利益を最優先に考えるのではなくて、
企業の収益と株価の釣り合いを最優先に考えていくことです。
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