中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第927回
招金砿業

中国国内で埋蔵量では2位の金鉱会社である
招金砿業(ジャオジンマイニング 、コード:1818)が
香港メインボードに新規上場しました。
埋蔵量で1位は紫金鉱業(コード:2899)で、
3位は霊宝黄金 (コード:3330)となっています。

招金砿業は山東省招遠地区を拠点に
金の探査、採掘、精製、販売までを一貫して手掛けている
金鉱山会社で、金の売上比率は
2006年6月期では96.3%と高い企業です。
その他に銀、銅、鉛などの採掘も手がけています。

招金鉱業は上場し資金が豊富にありますので、
今後は鉱山の買収を積極的に行っていくことで、
保有埋蔵量が大幅に増えていきます。

霊宝黄金の例で言えば
同社の上場前までの金の保有量は45トンでしたが、
上場後は資金を調達たあと買収を繰り返し
保有量を106トンまで引き上げました。

中国で2005年に金が生産された量は224トンとなっていますが、
3社を合わせた金の生産量は42トンです。
生産された金の量に対して18.9%程度となっています。
今後招金鉱業が鉱山を買収し伸びていくことは確実です。

ヘッジファンドが原油先物相場で利益を出した資金が
2005〜6年近辺から金相場のほうに入ってきていました。
2005年11月には1グラムが日本円で1500円程度だった金価格は
徐々に値上がりをし、2006年5月には2500円を超えましたが、
その後は一進一退が続いています。

金価格が上昇するにしたがって
金を産出する企業の株価も上昇していました。
招金鉱業はIPOにで調達資金を鉱山の買収資金に使っていきますので
保有埋蔵量が大幅に増えることによって
利益も今後は大きく伸びるでしょう。
投資を検討するにしても金価格が
今後上昇していくのか、下げていくのか見守る必要があります。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年12月25日(月)

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