中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第923回
勝って兜の緒を締める

中国企業に投資するお金はすぐには貯まりませんので
長期戦で挑んでいくことになります。

そのお金を貯めていくためにも
今目の前にある自分の仕事を一生懸命に行っていくことです。
企業が給料を支払うのは仕事への対価ですから
疎かにしないことです。

そうすることによって仕事への実績も伸びていきますが、
今まで見えていなかった世界が仕事を通じて見えてきます。

人は単に企業で働いているからといって
一流の大人になれるわけではありません。
仕事を通して失敗することもあればうまくいくときもあります。
うまくいっていたなら「勝って兜の緒を締める」、
失敗したのならなぜそうなったかを追求していくことで
「失敗をチャンスに変える」事ができます。

株式投資でも同じです。

投資した企業の株価でも
自分の予想通り以上に上がっていったとしても、
その後には落とし穴がないのか、考えていく必要があります。

香港、中国本土B株に上場している電力企業各社は
中国国内で電力が需要を満たしていないということで
2001年から2004年後半にかけて株価が急騰していきました。
その後、電力に必要な石炭価格が値上がりしてきたことに対して
売上げが伸びても利益が伸びないという状態が続いて
株価でも低迷してきました。
ですが、今まで株価が安く推移してきた分、
電力企業に割安感が出てきたために買いが入り
株価でも上がりはじめています。

電力企業は急成長していく業種ではありませんが、
長期にわたって安定した伸びが期待できます。
個人的には電力企業の株価が値下りしたあと、
分散投資の一環として電力企業の株を購入しています。
電力企業に対しての投資の魅力は配当利回りが高いということです。
高いといっても5%前後ですから
非常に魅力的な数字というわけではありません。

私自身、もし投資資金が少なかったなら、
一番最初に投資する業種で電力企業を選ぶかといったなら
選ばないでしょう。
他にもっと成長していける業種が多くありますので
そちらの業種に投資していくことを考えます。

あくまでも分散投資でバランスを取るために
電力企業への投資を行っています。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年12月19日(火)

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