第921回
投資資金
10万円投資と100万円投資では
投資できる企業の数が違ってきます。
では投資できるお金が多くあったり、
中国株投資で資金が膨らんでいき、
100万円ではなくて300万円になったらどうでしょうか。
中国株投資で
100万円を300万円にまで膨らませていけることができたとしたなら
投資した企業の業績が良くて
株価でも増えていったということもあるでしょうが、
それだけではないはずです。
投資の仕方が良かったから資産が増えていったはずです。
単に株価の上昇だけを追って資産を増やせていけたのか、
株価の底値での購入を心がけたのか、
業績の伸びに対して企業成長と見比べながら投資を行ったのか、
短期、中期、長期で伸びていける企業に、
または業種の中から企業を選択して投資していったのか、
などによっても増えていく資産の伸びも違ってきていたはずです。
では、投資できる資金が、
または投資した資金が1億円まで増えていった時はどうでしょうか。
1億円あれば投資した企業の株価に対して
配当利回りが3%あれば
1年間に配当金が300万円(税込み)つきます。
また、投資した企業が10%成長して株価も10%値上がりすれば
1億円が1億1000万円にまで膨らみます。
値上がりしたお金と配当金だけで
年間1300万円分が増えたことになります。
この数字だけを見ていくと
お金がお金を生んでくれていっているのがわかります。
ですが、株価は値上がりすることもあれば、
値下りすることもあります。
投資したときが株価でも高値時期だった時など、
その後高値より20%下げたなら
1億円あったものが8000万円にまで下がります。
こんなときに何とかもとの1億円にしようとして
株価でも上がっていきそうな銘柄に乗り換えて売買を繰り返したなら
どうなっていくかといえば、
目先の欲だけに捕らわれて投資している分
正しい判断はできないでしょうから、
8000万円あった投資資金も減っていき、
半分の4000万円、3000万円と目減りしていく事だって
十分ありえます。
投資金額が10万円でしたら10万円が3万円に減るだけですみますが、
1億円でしたら3000万円手元に残ったとしても
7000千万円分損をします。
株式投資で100万円分の投資資金で運用していくときと、
1億円で運用していくときでの違いは
利益を膨らませていける投資ができるかどうかです。
100万円投資資金があったとしても、
100万円を膨らませていく投資ができないと
お金がいくら1億円、10億円あろうが
儲けることはできないでしょう。
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