第903回
世紀陽光生態科技のIRから(その二)
*中国の有機肥料産業の見通し
・有機肥料産業は中国で急拡大する新産業であり、
経済サイクルとの相関性は低い。
・中国政府は最近、農業開発の中でも有機肥料の使用を促進する
一連の政策に着手している。
・食品の安全性と品質に対する消費者の意識が高まっている。
2005年に中国で有機農産物加工食品の生産者ならびに
生産物の種類は2004年に比べてそれぞれ60%、62%増加した。
・急拡大する植林は中国で急に発展している最中である。
・有機肥料産業には巨大な拡大余地がある。
有機肥料の普及率は中国では3%であるが、
先進諸国では30%以上となっている。
中国政府はは有機肥料の普及率を
2010年には10%に引き上げていく予定である。
・有力な競合相手はいない。
小規模な企業が乱立している状態である。
市場のカバーが不十分な状態で、今後規模が大きい市場である。
・地方での顧客は一度購入すると継続的に購入していく傾向がある。
安定的な需要が見込める。
*売上げの内訳(製品タイプ別)
2006年1〜9月期
・ユーカリ用有機肥料:31%
・微生物化合肥料:25%
・プレミアム有機肥料:15%
・有機化合肥料:14%
・お茶用有機肥料:10%
・バイオ農薬:5%
*製品の多様化
“ユーカリ用有機肥料”
ユーカリはパネル、家具、紙に使用される
主要な原材料のひとつです。
・高い経済価値、収穫期間がほかの樹木に比べておよそ70%短い。
・広西、広東、海南、福建といった中国南部での植林が
急拡大しており、植林総面積は2200muに達している。
(約:150万ヘクタール)
・水ならびに養分の吸収が早いことから
有機肥料はユーカリの成長に重要である。
・総需要は推定で年間200万トンに達する。
・新たな利益牽引役
2005年4月に正式に発売し、2005年の売上高に対して24%を占め、
成長率に貢献している。
・同製品は自社開発したものであり、
このような製品は中国初で唯一となっている。
・同製品は中国の国家森林局、福建森林局、福建省農業局、
福建省農業森林大学の認証を取得済みである。
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