| 第898回悔やまないために
 株式投資で株価が安いときに購入できたなら一番いいことですが、そのような時はプラスになる出来事や情報が少なく、
 下げていくようなマイナスの材料が多くでているときですから、
 投資家の気持ちも
 どこまで下げていくかわからないという気持ちが先にたち
 投資は控えるでしょう。
 控えたなら指数もまた下げていくという循環に陥ります。このようなときにこそ
 いい企業の株を購入できる最大のチャンスが生まれます。
 株価指数が下げたということは全体の企業の株価が値下りしていったということです。
 ですが、全体の株価指数が値下りしていったとしても、購入を検討している企業の株価も
 指数の下げにつれて値下りしていかないと
 投資は検討できません。
 全体の株価指数の値下りとともに
 投資したい企業の株価が下げて始めて投資を検討できます。
 ここでは株価指数の値下りという梃子(レバレッジ)を使って投資したい銘柄の株価が下げていくことを
 チャンスに変えていくことができるかどうかを
 見ていくことになります。
 投資したい企業の株価が下がっていくためには全体の株価指数が値下りを見ていくのも一つの見方ですが、
 このほかにSARSや鳥インフルエンザ、
 中国政府のマクロコントロール策の影響、
 原油価格の高騰などに企業の業績は左右されて
 株価でも変動していく企業が多くでてきます。
 このようなときに
 購入したい企業の株価も下げていくときがあります。
 また、1年のうちに何回かは株価でも上げたり下げたりしています。投資したい企業の株価で年初来の安値まで下げたときなどは
 購入していけるチャンスです。
 逆に株式市場の株価指数でも大きく値上がりして、中国株人気が沸騰していったとしても
 投資したい企業の株価が安ければ、
 その時点からでも投資ができます。
 中国株に人気が出てこようが出てこまいが、何らかの出来事で株式市場の株価が上下しようが、
 投資したい企業の株価が高ければ投資は見合わせていくべきです。
 逆にいくら市場が活況に沸いたとしても
 投資できる企業の株価が安ければ
 そのときが購入できる絶好のチャンスになります。
 株式投資では株価指数に投資をしているわけではありません。株式市場に上場している企業に投資をしています。
 投資している、またはしていく企業業績と将来性が一番大事です。
 そのような企業の株を安く購入できるかどうかをまず最初に考えていくことで、
 その後の値上がり益を狙っていくことができます。
 株式市場云々ではなくて企業業績を見ていくことが大事です。 ですが、株価指数が上がっていくと全体の企業の株価も値上がりしていきますので、
 普通は購入を検討している企業の株価も
 上がっていってしまいますが。
 やはり、株価指数でも安いときに購入をしていくことが大事です。 長期で見れば香港市場、中国本土B株市場の指数は値上がりしていくでしょうから、
 将来から見たなら
 現時点の指数はまだ安い段階であると見ることができます。
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