第897回
今後の株価指数
香港の2006年初頭のハンセン指数は
1万5000ポイント前後でした。
現在のハンセン指数は1万8700ポイント前後と
上昇率では25%程度上げてきています。
2006年初頭のH株指数は5200前後でした。
現在は7600ポイント前後と上昇率では46%程度上げてきており、
株価指数でも再高値を更新中です。
中国本土の上海B株指数では2005年7月の50.317ポイントでした。
現在の上海B株指数は110ポイント前後で上げ幅でも2倍です。
深センB株指数は2005年10月の184.532ポイントから上げて、
現在342ポイント前後となっていますので
こちらも2倍近い値上がりです。
この数字だけを見ても
2006年初頭や2005年の指数でも安いうちに購入していたなら、
投資した企業の株が上がっている投資家が多かったでしょう。
特に中国本土のB株指数は1年程度で2倍になっていますので
値上がり率では特に高かった市場です。
ですが、今回株価が上昇した企業は
A/B株統合のうわさで
収益がでていないボロ株企業の安い株価が大きく上げていました。
特にA/B統合問題が出てきた数ヶ月間で見れば
株価でも2倍以上になっている企業も出てきていました。
優良企業はどうかといえば堅調に株価も上げてはきていますが、
大きく値上がりしている企業はそう多くはありません。
ですが、好業績が予想された企業の株価は値を上げてきていました。
不動産事業を展開している万科企業(コード:200002)は
2005年11月近辺の株価は4香港ドル前後でしたが、
現在の株価は9香港ドルを超えてきています。
株価でも約2.25倍になっています。
万科企業は2005年決算で5割無償(株式配当)を出しました。
もし2005年11月に同社株を購入していたなら
株数でも5割分増えていますので、
増えた株数分を足した値上がり率では3.37倍にまで上昇しています。
また、 振華港口機械(コード:900947)の
2005年11月近辺の株価は0.440USドルの株価でした。
現在の株価は1USドル近辺で動いています。
値上がり率では2.27倍となっています。
振華港口機械も2005年決算で10割無償を行っています。
2005年11月に同社株を購入して10割無償を受け取っていたなら
値上がり率でも4.54倍になっていました。
30%〜40%の値上がりではなく、3倍〜4倍の値上がりです。
どちらの企業にしても大きく利益をあげることができたのが
これら優良企業への投資でした。
この数字を見ると
なんで安かったときに購入しておかなかったのかと悔やむでしょう。
ですが、このような数字はもう過去の数字です。
これから業績が伸びていき、株価でも上げていくようでしたら
今の時点から購入を検討してもいいでしょう。
もし、先々株価指数でも上がっていったなら
優良企業の株価も上がっていきます。
株価が上がってから
またなんであのときに購入しなかったのか、
悔やんでも後の祭りです。
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