第866回
エガナ・ゴールドファイルの2006年5月本決算から
精密機器や宝飾品メーカーを手がけており
時計、宝飾品、皮革製品のデザイン、
製造と販売を行っている
エガナ・ゴールドファイル(コード:0048)の
5月の本決算(同社は5月が本決算月となっている)では
売上高が前年比で60.8%増、
純利益が31.3%増と伸びていました。
・2006年5月本決算から
売上高 --- 59億7500万香港ドル 前年比 60.8%増
純利益 --- 3億500万香港ドル 前年比 31.3%増
EPS --- 0.2385香港ドル
期末配当 --- 0.05香港ドル
市場別の売上比率では西欧が77%、
東欧7%、米国4%、アジア12%となっています。
今後は5年の間に収益比率ではアジアと米国に対し、
現在の25%から40%に拡大させていく計画です。
私自身は2004年11月に
エガナ・ゴールドファイルの日本支社が
「コンテス・ゴールドファイル銀座店」をオープンしたことで
店舗でのパーティをかねてIRが行なわれました。
私も伺って話を聞いていました。
2004年のエガナ・ゴールドの2004年5月本決算では
売上高が前年比で36.3%増の35億1300万香港ドルとなっており
純利益が前年比61%増の1億4200万香港ドルでした。
この数字は2年前ですから、
この2年間で売上高では70%伸びています。
純利益では114.78%伸びていました。
エガナ・ゴールドファイルが伸びていく手として
企業買収があります。
同社は2006年9月12日に傘下の聯洲珠宝(コード:0926)を
完全買収して私有化したことを発表しました。
現在の提携店舗数は計1万3800店となっており
今後も増やしていく見通しです。
しばらくは業績でも好調に伸びていくでしょう。
株価では2004年11月の時点では1.60香港ドル前後でしたが、
現在の株価は3.50香港ドル前後となっていますので
当時からは2倍強値上がりしたことになります。
地道ですが世界でシェアーを狙っている企業もあるのが
中国企業です。
同社は短期で大きく業績を伸ばしていく企業ではありませんが、
長期投資でしたら投資も検討ができます。
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