| 第864回宝業集団の2006年6月中間決算から
 浙江省を拠点として都市開発や公共施設等の建設事業の請負、不動産開発および販売している
 不動産企業の宝業集団(コード:2355)は
 売上高が前年同期比で13.52%増となっていましたが、
 純利益が127.03%増と大きく伸びていました。
 ・6月中間決算より売上高 --- 28億9575万7000元 前年同期比 13.52%増
 純利益 --- 4億106万8000元 前年同期比 127.03%増
 EPS --- 0.66元
 宝業集団のオーナーのホウ宝根主席以下には今年の7月20日に日本にIR活動で来た時、
 セミナーに参加して話を聞いていました。
 宝業集団は2003年6月30日にH株企業として香港市場に上場した企業ですが、
 上場時の公開価格は1.43香港ドルでした。
 ですが、現在の株価は10香港ドル前後と大きく値上がりしてきました。
 宝業集団は1月に湖北省建築工程が競売にかけていた傘下企業11社
 および同省のゲストハウス運営権を、
 総額1億3300万元で落札したことで、
 不動産開発が容易になってきています。
 また、宝業集団はプレハブ住宅を建てる為の建築材の製造を行い
 製造から、販売まで一貫してできる体制を整えてきており、
 購買層も年収が50万元〜100万元をターゲットとしています。
 この点でも所得が低い層でも購入が可能な物件となっていますので需要が拡大していくでしょう。
 日本のプレハブ住宅の大和ハウスと2006年3月に戦略提携をしていますが、
 こちらも新商品開発を行っていく点で
 どこまで協力関係が続いていくかはまだ未定です。
 こちらでも今後の内容を見守っていく段階です。
 今後を見守っていく必要がある不動産企業ですが、大きく業績を伸ばしていける可能性のある企業です。
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