第825回
宝業集団のIRセミナーより
浙江省を拠点として
都市開発や公共施設等の建設事業の請負、
不動産開発および販売している不動産企業の
宝業集団(コード:2355)が日本にIR活動で来ました。
宝業集団からはオーナーのホウ宝根主席以下
馮征・財務部長が来日しましたので
IRセミナーでお会いしています。
宝業集団は建築資材でも研究を行い
製造および販売も行っており
建設事業は浙江省の紹興市と上海を拠点としてきましたが、
現在事業を拡大してきており
北京、合肥、武漢、南京、蘇州などで事業を展開しています。
宝業集団は2003年6月30日に
H株企業として香港市場に上場しました。
上場時の公開価格は1.43香港ドルでしたが
初日の終値は1.45香港ドルで引けていました。
ですが、2003年の株価値上がりでは
H株企業の中で6番目に株価は上昇していました。
2005年時はH株企業の中で3番目に株価は上昇していました。
宝業集団の上場後の一番の高値は
2006年3月31日につけた13.80香港ドルとなっており
約10倍近く上昇していました。
現在の株価は9香港ドルで推移していますので
6倍程度まで上昇しています。
結果から見れば不動産企業としてはいい投資企業でしたが、
これは現在から見たらの評価です。
このような伸びを示した企業に対して
過去の株価から見たらどのくらい伸びていったのか、
後から見たなら何とでも評価できます。
株式投資では過去の数字ではなく、
これから伸びていけるような企業を探していくことで
利益を上げていくことができます。
投資家が勘違いするのは
過去の株価の値上がりを述べて
当たっているようなことを投資の参考にしていくことです。
これは過去の数字です。
投資で必要なのは過去の数字ではなく、
これから伸びていける企業を知ることです。
過去の数字を知って
未来も成長できる企業であるのかを確認していくことで、
投資できる企業かどうかが検討できます。
<次回に続く>
|