中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第786回
損する回数を減らす

短期売買を行っている人や、
ディトレードで大きな利益をあげていっている人たちであっても、
毎日、毎回儲けているわけではなく
損を出すのも日常茶飯事です。

また、利益を出していく人の投資方法では、
如何に利益を上げていくのかも重視しますが、
それ以上にいかに損をしないでいられるか、
損する回数を減らしていけるかに重点をおいています。

1回の売買で1000万円利益を出したとしても、
その後の売買で何回も損を出して1100万円の損をしたなら
差し引き100万円の損になってしまいます。

今まで損をしたお金を1回で取り返そうと仕手株に投資し、
大損を出したならもう目も当てられません。
投資資金を失って
株式投資から撤退するようになるかもしれません。
利益をあげている投資家というのは
少ない利益でも
コツコツと儲けられるような投資の仕方をしています。

信用取引の場合でも投資の仕方は同じですが、
信用取引では6ヶ月内に信用で売った人は買い戻す、
買った人は売って決済しなければいけませんので
6ヶ月間が勝負です。

実際は6ヶ月も持っているようでしたら
信用取引の意味があまりありません。
できるだけ短期間に売買をして利益を上げていくことが必要です。
投資する企業に対しても
将来性があるとかいい企業だからというよりは
株価が下がっている企業や
チャートから見て株価が上げていく線が出ている、
等の投資の仕方で投資企業を選んでいきます。

なかなか利益が出しづらい方法なのですが、
投機が好きな人にとっては利用したいことが多いのは確かです。
では実際に利益が出せるかどうかといえば
なかなか難しい投資のしかたです。
実際日経平均が上がっていった時点では
信用取引を行い利益を出している人も多かったのですが、
5月、6月初旬の統計では
信用取引を行っている投資家が利益を出しているのかどうかでは
10%以上のマイナスになっています。
100万円を信用取引で行っている人は
10万円以上の損を出している計算になります。

これは統計上ですので、
信用取引を行っている投資家の中でも
大きく利益を出している人も多いでしょうが、
平均すれば損をしています。
実際に信用取引で儲けている人はそう多くはありません。

<次回に続く>

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年6月9日(金)

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