中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第787回
投資の仕方の変化

中国本土株式市場ではまだ信用取引の制度はありません。
ですが、信用取引の制度を認可することが議題になっていますので
いずれは導入されます。

導入されれば中国の投資家は博打が好きですので
信用取引を行う投資家が多く出てくるでしょう。
海外投資家が中国本土の株式市場で信用取引ができるかといえば、
海外の投資家はできない可能性のほうが大きいでしょう。

では海外の投資家は
中国本土株式市場で信用取引が行われるようになったなら
投資の仕方でも変わってくるのでしょうか。

香港市場でも中国本土株式市場でも
毎日株の出来高の数字が発表されています。
特に通常の銘柄でも極端に売買が増えたなら
何か情報が出てくるのか、そこには何らかの原因があります。
ですので、そのような企業に投資していたなら
情報によっては売却したほうがいいのか、
買い増ししたほうがいいのかひとつの目安になります。

信用取引が行われるようになると
情報が出てくる企業や仕手株になっている企業の売買株数は
もっと出来高が多くなります。

中国株投資では株価の値上がり値下がりだけではなく、
成長していける企業への投資の仕方が本道です。
企業が大きく成長していくにしても
1年や2年で大きく伸びていくというよりは
5年、10年の間にどこまで業績が伸ばしていけるのか、
中国でも成長できる業種に入っているのか、
同じ業種の中でも伸び率が高い企業なのか
考えて投資していきます。

信用取引が実際に導入されたなら
その後の様子を見ていかないと正しい判断はできませんが、
今度は株価でも
高い時期と安い時期が見分けやすくなっていくと思われます。

ですので、長期保有を基本として、
株価の値上がり値下がりでも
どこまで下げていくのか、上げていくのかが
より分かりやすくなっていく可能性があり、
実際にそうなったなら上げたときには売却、下げたときには購入し、
株数でも増やしていけるような投資方法が
できる可能性が出てきます。

個人的に日本株を行っていたときに
私自身が日本株投資で利益をあげていたときの投資方法が
中国株投資でも使えるチャンスがでてくることになります。
企業の株価の変動が見分けやすくなっていきます。

時代の流れとともに市場のシステムも変わり、
投資の仕方も変わっていきます。
時代の変化に合わせて投資の仕方も変えていくようになります。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年6月12日(月)

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