中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第775回
ねずみの群集心理と茹でガエル

現在はアメリカドルに対して
ほかの通貨が強くなっていっているのが目に付きますが、
一国に対してほかの通貨に対しても
為替でも伸びていけるのが中国です。

ねずみは群集になると暴走を初め、
野を超え山を越えて最終的に海に向かっていったとしても、
海に突進していき、ねずみは全部海に突入し溺れて全滅します。
そうならないためにも、
このまま進んでいったなら死んでしまうのではないか
という危機感を持って、
もしそうなるのであれば方向転換をしていくことが
身を守っていくことにつながっていきます。

また、カエルをまだ温まっていない釜の中に入れておきますと、
カエルはそのまま釜の中にいます。
もし、最初から茹で上がっている釜にカエルを放り込んだとしたなら
カエルは驚いて釜から逃げ出してしまいます。

ですが、釜が少しずつ温まっていくぶんには釜の中にいます。
釜はその後ドンドン温まっていくのですが、
カエルはそのまま釜の中にいます。
最後に釜はブツブツ煮立っていきますが、
カエルは逃げ出すことなく、
そのまま釜の中にいて茹で上がったカエルになってしまいます。

通貨に対しての考え方もねずみの群集心理と、
カエルが釜に入った状態と同じで
周りの考え方、行動と同じにしていけば
世間の常識と変わらないために横並びで
ほかの人とは考え方がほぼ同等ですから
周りの人には反対されることは少ないでしょう。

特に1985年以降日本で金余り現象が起きたときに、
銀行が貸し出すお金を元に投機資金は土地を買いあさり、
土地価格は大きく上昇しました。
その時に日本が成長期に入り
もう高度成長できないとわかっていたなら
土地価格上昇は奇異に見えたでしょう。

ですので、お金があったとしても土地に投資することなく、
何とか踏みとどまることができたでしょう。
本来はこのようなことができれば一番いいのですが、
その当時はそこまで考えが及びませんでしたので
多くの人が土地に投資をして大きな損害を出しました。

これも群集心理のひとつですが、
ねずみの群集心理、茹でガエルにならないためには
他人の意見も大事ですが、
自分の目で今現実に起こっていることが正しいことなのか、
もし疑問があったなら
それには近づかないほうが懸命なときもあります。

中国の通貨、元は
今後も値上がりしていくことが確実であるという見方と、
中国市場の中には
今後大きく成長していく企業があるという見方で見れるのでしたら
中国株投資を行ってもいいでしょう。
逆に不信感や株式投資に対して疑問があるようでしたら
さけた方が懸命です。
まずは納得してから行動を起こしたほうがいいでしょう。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年5月25日(木)

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