中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第764回
過去の株価値上がり時期から

2001年2月、中国政府は
今まで中国人投資家が投資できなかった中国本土B株市場に
外貨で購入することを認めたとき
B株市場に人気が集まり
株価はストップ高を続けながら
数倍にまで値上がりしていきました。
こんな相場のときなら
B株企業の株価が上がり始めたときに購入していれば
誰だって利益が出せました。

また、2002年に中国は、
QFII(海外機関投資家による中国国内への市場に
ファンドによる投資の解禁)を行うことを表明し
QFIIは2003年6月に実施されました。
このときはそう大きくはありませんでしたが
上海B株指数でもその後20ポイント程度上昇しています。
大きな変動幅ではありません。
ですが値上がりしたのはそこまでで、
中国が元を2%切り上げた上で
元を固定からバスケット制に移行すると発表した2005年7月まで
指数は下落していきました。

また、2004年8月には
QDII制度に対して
中国政府は現在の段階では法律の制定が間に合わないということで
実施時期が9月以降になると発表していました。
ですが実施が現実になったのは
今年に入ってからで
やっと具体的な話が出てきて今回施工が決定しました。
今回のQDIIでは
過去のように大きく上げていくような材料にはならず、
むしろやっと実施されるかという程度の見方もできます。

株価を上げていく材料としては
もう古くなっているといっていいでしょう。

今回のQDIIの施工は、
原油価格高騰、金、銅価格高騰と同じように
香港市場の株価指数が上がっていく可能性が大いにあります。
QDIIで期待できるのが金融機関で、
上記で書きましたが銘柄では
中国人寿保険、中国人民財産保険、平安保険、建設銀行
などとなります。
株価もQDIIの記事が出てから若干ですが値上がりしてきています。
ですが、大きくは値上がりしてきていません。

ここからは
QDIIのメリットを受ける企業に投資を考えるのではなくて、
業績でも伸びていける企業に投資を考えるような
基本の投資の仕方が賢明でしょう。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


←前回記事へ

2006年5月10日(水)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ