第740回
ペトロチャイナの配当利回り
2006年3月31日には8.10香港ドルで
2005年12月末決算での配当金は0.180325元でした。
香港ドルに直しますと約0.1743香港ドルです。
2005年中間配当では0.157719元出していました。
期末配当の0.180325元と中間配当の0.157719元を足しますと
0.338044元となります。
香港ドルに直しますと約0.32678香港ドルです。
3月31日の8.10香港ドルの株価で0.32678香港ドルの配当から
配当利回りを計算しますと約4.03%になります。
2003年初めの同社株価は1.40香港ドルでした。
配当利回りを計算したなら23.34%になります。
もし2003年初めにペトロチャイナの株を購入していたなら
配当利回りで23.34%を貰えました。
2003年初めに100万円を投資していたなら
23.34%分の23万3400円(税込み)を
配当金だけで受け取ることができました。
現時点の利益に対する税金は銀行預金の利子に対しては20%ですが、
株式投資の配当に対しての税金は10%です。
2008年3月までの暫定処置ですが税金に対しても有利です。
1香港ドルを日本円で15円と仮定しますと
ペトロチャイナの株1万株を
1.40香港ドルで購入するのに必要なお金は21万円です。
0.32678香港ドルの配当金は4万9017円になります。
つまり2002年4月に1.40香港ドルで
1万株21万円で購入していたなら
2005年の配当金でも4万9017円貰えたのです。
株価の値上がりだけを狙った投資の仕方でも
短期で売買を繰り返して
利益を上げていくこともひとつの投資の仕方ですが、
長期でしたら配当に対して利益を出していくような
投資の仕方も考えていくことができます。
2003年初め
ペトロチャイナの株価が1.40香港ドルだったのが
今から4年4ヶ月前のことです。
約5年間近くかかっていますが、株価でも5.78倍に膨らみ
2005年の配当利回りでも23.34%にしていけたのが
長期投資での結果でした。
長期に伸びていける業種とそうでない業種がありますが、
ペトロチャイナの場合は
中国が成長していくために必要な業種であるということで
中国自体の経済が成長していっているかどうかを合わせてみていくと
大まかですがどこまで伸びていけそうかが判断できます。
|